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アメリカの小学校流!英語を第二言語とする生徒が楽しく効果的に英語を学ぶ方法とは?

更新日:2024年3月25日



アメリカには多様な国籍の人々が住んでおり、英語を母国語としない人々も少なくありません。この背景から、多くのアメリカの学校では、英語を第二言語とする生徒たち【ELL】(English Language Learner)向けの特別なクラスを設けています。今回の記事では実際にELLの生徒たちがクラスでどのように英語を学び、英語を習得しているかご紹介します。


 

目次


1 Picture Word Inductive Model (PWIM)

2 教育的なゲーム

3 自己紹介シート

4 ジャーナル

5 ディベート


 

 Picture Word Inductive Model (PWIM)


英語を第二言語とする生徒たちに、英語の語彙や文法を効果的に教える教育手法の一つに、Picture Word Inductive Model (PWIM) とよばれる手法があります。この手法は教師が大きな写真や画像を生徒に提示し、生徒たちにその画像に関連する言葉やフレーズを挙げさせます。次に、教師は生徒たちが挙げた言葉を使って簡単な文章を作り、クラス全体で共有します。

例えば右の写真では、生徒たちから出た英単語やフレーズを矢印や線を使って書いてあります。その後下の英文のテンプレート(Grizzly bears are..., They have..., They can...)に英単語やフレーズを当てはめて、簡単な文章を作ります。

この手法では写真や画像を使用することで、生徒は視覚的な手がかりを通じて言葉を記憶しやすくなり、学習効果が高まります。また、このプロセスを通じて、生徒は新しい語彙を自然な文脈で学び、実際のコミュニケーションシーンで使えるようになります。PWIMは多くのアメリカの公立小学校で採用されており、ELL生徒たちの英語習得を支援する強力なツールとなっています。


 

2 教育的なゲーム



英単語の習得は英語学習の基礎を築く上で非常に重要です。豊富な語彙力は、効果的なコミュニケーションだけでなく、読解力やリスニングスキルの向上にも直結します。そこでELLの授業では、教育的なゲームを取り入れて、生徒が楽しみながら英単語を学べるように工夫をしています。

例えばアルファベットが書いてあるタイルを使って、英単語を作成するBananagramsやScrabble、想像力を働かせ英単語を当てる Hangman や Jeopardy などがあります。

これらのゲームは、競争や協力を通じて生徒の興味を引き、記憶に残りやすい学習体験を提供します。特に英語を第二言語とする生徒にとって、遊び感覚で新しい語彙に触れる機会を増やすことは、言語習得を促進する上で非常に有効です。


 

3 自己紹介シート


ELLのクラスには世界中から生徒が集まり、海外から転校生が加わることも珍しくありません。そこでELLのクラスでは自己紹介シートを活用して、生徒たちの親睦を深めています。各生徒は自己紹介シートに自分の出身国、趣味、経験、好きなもの等を書いてクラスで共有し、互いの文化的背景を理解する機会を提供します。

異なる文化的背景を持つ生徒たちが、自己紹介を通じて自分の経験や文化を英語で共有することで、語彙力や表現力が豊かになります。


 

4 ジャーナル


多くのELLのクラスでは、生徒たちは選んだトピックについて毎日ジャーナルを書きます。この活動は生徒が自分の考え学習体験を振り返る機会を提供し、英語のライティングスキルを向上させることができます。以下にてジャーナルのトピックをいくつか紹介します。


・What did you do this weekend?

 (週末何をしましたか?)

・What's your favorite season and why?

 (あなたが一番好きな季節は何ですか?なぜなですか?)

・What was your most memorable trip? Why?

 (あなたの一番記憶に残る旅行は何ですか?なぜですか?)


ジャーナルライティングをルーティンにすることで、生徒はライティングスキルを向上させるだけでなく、学んだ英単語を実際に使う機会も得ることができます。


 

5 ディベート


ELLの上級クラスでは、特定のトピックに関して簡単なディベートを行うことがあります。この活動は英語のコミュニケーション能力を向上させるだけでなく、生徒の論理的思考力を養うことが期待できます。

ELLには多様な文化的背景を持つ生徒たちが参加するため、ディベートでは様々な視点からの意見が交わされます。そのため、英語力の向上はもちろん、考え方や文化の違いに気づくことができる絶好のチャンスでもあります。


 

まとめ


今回の記事ではELLの生徒が、どのように英語を学んでいるか事例を5つ紹介しました。

今回紹介したアクティビティは、生徒が英語を習得するための基礎スキルを構築するのに役立つと同時に、異文化理解を深める機会を提供しています。

弊社の小学生向けオンライン英会話スクール「レルネ」では、これらのアクティビティの一部を取り入れたカリキュラムを提供しており、生徒の皆さんがアメリカの小学校の先生から直接英語を効果的で楽しい方法で学ぶことができます。ぜレルネで、新しい学習体験を試してみてください!

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